間知石積み工事
2024.02.02
本当に久しぶりの間知石積み工事です。
墓地を作るのに高低差がある場合、巻き石の下端(したば)に間知石を入れたり、コンクリートの護岸ブロック(道路沿いの壁や宅地造成などで使用されてる)を入れたり、ブロックをついたりします。
今回は、周りの墓地が割石間知を使っていたので、間知石積みになりました。
まず、掘り方をし、丁張を張ります。
ベースとなるコンクリ-トを打って一個一個ベビー(石のカッター)や機械の砥石や押切や石刀を使って石の調整をしながら積んでいきます。
地道に時間がかかる工事になります。裏にコンクリートを固めて、次の段に取り掛かります。
最後に石の巻き石を施工します。
中国の工場で作ってもらった割石ですが、石のそりが結構あり合わしていくのに、時間がかかりました。
日本で割石を作ることはほぼなくなりましたが、日本で作ってもらっても、「今はこんな感じなのだろうか~」と、割石の調整をやっていきました。昔、山に買いに行ったことがありますが、以前の石工さんはすでに亡くなり、現在、石を割る作業が早くそして綺麗にできる石工は少ないと思います。
忘れないうちに次の間知石積み工事のご依頼があれば職人のレベルアップになり、スピ-ドも早くなるのですが‥。近年は割石を使うお仕事は減ってきております。今回、間知石積の仕事をくれた、M家さん。本当にありがとうございました。M家さんも大変喜んでくださいました。