追加字彫りの依頼をお断りさせていただきました。
2024.02.16
今あるお墓に亡くなった方の戒名や亡くなった日などお墓に刻むことを追加彫りと言います。
当社では、戒名板(法名碑・墓誌等)の場合は基本持ち帰り工場で字彫りをする。最近は、コーキングボードでガチガチに固めてあり、外す事が出来ない戒名板や、竿石に直接、追加字彫りをさせてもらう場合は現地彫りをさせてもらいます。(現地彫りとは、現場でお墓に文字を彫る事をいいます)現地彫りの場合、コンプレッサーのついた運搬機が行ける所からの距離が30mまでが目安となる。それ以上の距離だど空気圧が弱くなる為、彫りが甘くなり上手く彫れない。
福山や備後圏の場合、新規に開発された霊園の場合以外では、運搬条件の良くない墓地がよくある。
寺院墓地の凄く狭い道や道の上にある墓地、その墓地に行くまでに、他の家の墓地を通らないと行けない墓地など。
今回は現地彫りの距離が30m以上あり、お墓を降ろすにも運搬機が通る道もない。お墓のサイズも大きく担いで降ろすのも難しい。昔は板を引いたり、畳を引いたりもしていたが、階段もあり、すごく急で危ない。
今回は、何十年ぶりに追加字彫りのご依頼をお断りさせて頂きました。
ネットでの問い合わせも増えて、おおよその値段が知りたいといわれるお客様もいらっしゃいますが、目安はお伝えしますが、現場仕事なので、やはり現場を見てからの方が、値段を言いやすいです。